2015年8月25日火曜日

理系の元祖「日置族」(7)浦島太郎と300年

日本の有名な昔話「浦島太郎」の伝説にも「日置」が登場します。

「丹後国風土記逸文」(713~)によると、浦島太郎が海で五色の亀と会うのが天の橋立に近い日置の里、つまり現在の京都府宮津市日置です。

浦島太郎は 龍宮城に行き歓待を受けますが、ふるさとに戻った時に乙姫様からもらった玉手箱を開けると、その煙によって約300年の時間が進んでしまいます。時間(暦)に関するとても不思議な昔話です。

浦島太郎記念切手
この物語が、日暦を扱う日置族の里で起きていることからも、実際に起こった歴史上の出来事がこの物語に封じ込められている可能性があります。

浦島太郎の物語にはどのような意味が込められているのでしょうか。
いくつかの説が出ていますが、説得力のあるものはまだないように思います。

kanikamaの推理ですが、この時代は、それまで日本で使われてきた「日本古来の太陽暦(日置暦とも言う)」に対して、「大陸由来の太陰太陽暦」が伝わった頃であることから、二つの暦の間には、表記法上で年数のずれが約300年あったことを意味しているのかもしれません。そのギャップと混乱を上手く物語に込めたのかもしれませんね。

皆さんはどうお考えでしょうか。

次回は、日置族の祖先のお話をします。
https://otonano-kodaishi.blogspot.jp/2015/08/blog-post_90.html

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