2015年8月25日火曜日

理系の元祖「日置族」(8)祖先は天照大神および応神天皇

日置族は天照大御神および応神天皇の子孫となります。

 古事記、日本書紀に以下の記述があります。(日置族ファンクラブHP、wikipedia参照)

1) 「紀伊の日置首(ヒオキ・オビト)」は、天照大御神の第2子である 「天穂日命(アメノホヒノミコト)」の子孫。

天照大御神(アマテラス・オオミノカミ)
「斎庭の稲穂」 今野可啓画
2) 「京師の日置臣(ヒオキ・オミ)」は、「菅原朝臣(スガワラアソン)」の姓を天皇から与えられた。菅原氏は天穂日命の子孫で、大江氏と並んで子孫は代々、紀伝道(文章道)を家業として朝廷に仕えた。 

3) 「日置部の伴造(トモノミヤツコ)である幣岐君(ヘキノキミ)」は応神天皇の子である「大山守命」の子孫。

第15代天皇 応神帝御影
(河内国誉田八幡宮蔵)

従って、日本各地に住む日置族は、各々出身・由来、身分などが異なると思われますが、紀伊や京都の日置族は、天照大御神もしくは応神天皇の子孫であることがわかります。

なお、琵琶湖の北東部、近江国伊香郡の天比比岐命神社(滋賀県長浜市高月町高野)には、日置部の祖神は天太玉命(あめふとだまのみこと)と記載があるようです(「神社の世紀」参照)

天太玉命(あめふとだまのみこと)は、岩戸に隠れた天照大神(あまてらすおおみかみ)を外にさそいだすため、天児屋命(あめのこやねのみこと)と祈祷(きとう)をおこなった神です。天孫降臨の際、一緒に付き添った一神でもあります。このことから、日置族の祖先は天孫系でり、出雲系ではないと思われます。


次回(9)では日置族と出雲の関係をまとめます。
https://otonano-kodaishi.blogspot.jp/2015/08/blog-post_7.html

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