建国記念日に放送されたNHK特別番組「知られざる古代 ー謎の北緯34度32分を行くー」(1980年)において、「伊勢神宮(斎宮)を中心に古代の重要な遺跡が東西を結ぶ「太陽の道」に沿って並んでいる」ことが紹介され、多くの人が驚きました。
太陽の道(レイライン) 水谷慶一ら |
1)「太陽が動く道」に沿って、古代の重要な遺跡が一列に並んでいる。
2)この不思議な現象には太陽暦および測量の知識を持つ「日置族」が深く関与した。
賛否両論ある説ですが、非常にインパクトのある番組内容であったので、多くの人が日本古代史および謎の日置族に興味を持つきっかけとなりました。
本名孝至 宮司著 「淡路島と國生み傳承雜考」 |
上図は、淡路島の伊弉諾(イザナギ)神社の石碑に彫られている「太陽の道」です。淡路島は神話による日本国誕生の地で有名です。伊弉諾(イザナギ)神社は日本最古の神社とされています。
大変興味深いことに、これらの「太陽の道」の軌道に沿って各地に日置族が住んでいたことが見つかっています。日置族は、太陽の運行から正しい方角・方位、距離、測量ができたと思われます。
この技術は、天皇を中心とする国内統治、および重要な建物の建築などにとても重要な役割を果しました。この貢献度からも、天皇に近い有力豪族である「臣」の位を得ていたことは納得です。
そしてもうひとつの日置族の特徴について、次回の「理系の元祖日置族(4)」でお話します。
https://otonano-kodaishi.blogspot.jp/2015/08/blog-post_8.html
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